BasketTrader と Trader Workstation プラットフォームでのバスケット取引

BasketTrader ウィンドウには、プロのトレーダーによく知られている次のような機能が含まれています。

個々の証券または商品のバスケットを作成して、実行のための複雑な注文として送信する機能。

コピーしたいインデックスを使用してカートを作成する機能。実際のインデックス構成とユーザー パラメータに基づく統計表示のどちらかを選択します。TWS プラットフォームは、設定した基準に基づいてインデックス構成を維持します。

ボタンを 1 回クリックするだけで、バスケットの未払い部分をキャンセルしたり、注文の元のアクション (購入した証券/商品を売る、または売却した証券/商品を買う) を取り消すことができます。

カート ファイルは、TWS 取引画面を通じて自動的に作成することも、Excel を使用して手動で入力することもできます。

BasketTrader へのアクセス

[取引ツール] メニューから、

ツールバーの [BasketTrader] ボタンを選択します。ツールバーにない場合は、ボタンの右側にある矢印をクリックし、[ボタンを追加]、[BasketTrader] の順に選択します。BasketTrader オプションがボタンのリストにない場合は、「クリック」オプションの上にカーソルを置いて無効な機能にアクセスし、BasketTrader を選択します。

Quote Monitor の「+」記号をクリックし、BasketTrader を選択します。BasketTrader オプションが見つからない場合は、矢印をクリックしてメニューを展開します。

バスケット ファイルの作成

BasketTrader では、注文のグループを 1 つのファイルに保存し、ボタンをクリックするだけでそのファイルを送信できます。カート ファイルは保存し、カートの注文を送信するときにいつでも開くことができます。

まず、注文のグループを作成し、バスケット ファイルとして保存する必要があります。その後、このファイルを使用してバスケット注文を行うことができます。 
既存の取引ページで、ショッピング カートに入れたい注文を作成します。注文は同じ取引ページからのみご利用いただけます。既存のページを使用するか、新しいページを作成して、カート内の 1 つのタブの基礎となるすべてのページを含めます。

必要に応じて、有効期限、アクション、数量、価格、タイプ、または宛先などの注文パラメーターを構成します。送信しない！

「取引」メニューから「注文を「バスケット」として保存」を選択します。この機能が表示されていない場合は、メニューの下部にある矢印をクリックして、非表示のオプションにアクセスします。

ダイアログ ボックスでは、

タブ名がデフォルトのファイル名です。.csv ファイルの名前を変更して、「OK」をクリックすることもできます。

.csv ファイルは C:\Jts ディレクトリに保存されます。TWS は、すべての .csv ファイルと設定ファイルをこのフォルダーに保存します。
これらの注文は転送しないでください。BasketTrader アプリで複雑な注文として送信することになるため、[取引] メニューで作成した注文を必ずリセットし、[キャンセル] ボタンをクリックしてから、ページ上の [すべての注文をキャンセル] をクリックしてください。

Excel でのバスケットの作成

Excel などでバスケット ファイルを手動で作成および編集することもできますが、そのようなファイルを作成する最も簡単な方法は、テンプレート (TWS で作成された書式設定された注文のセット) を使用することです。この場合、カート ファイルを保存すると、後で独自のヘッダー/注文明細行およびカート コンポーネントを追加するための開始点として使用できるテンプレートが残ります。
まず、サンプルとして使用する TWS カート ファイルをショッピング ページから作成し、デフォルトの TWS 設定フォルダーに保存します。次に、Excel の C:\Jts ディレクトリからサンプルを開き、フィールドの編集や新しい行の作成のベースとして使用します。ヘッダー行と注文行を一致させることが、カート ファイルを作成する鍵となります。

TWS プラットフォームは、1 つの取引ページからの注文からバスケット ファイルを作成します。Excel を使用すると、複数のファイルの注文を 1 つに簡単に結合できます。Excel ファイル (.csv 形式) を開いて、必要な行をコピーして貼り付けるだけで、複数のカート ファイルを結合できます。

カート ファイルのアップロード

カート注文の送信は非常に簡単です。[参照] ボタンをクリックして、編集したファイルをアップロードするだけです。BasketTrader の左上にある矢印ボタンを使用して、以前にダウンロードしたバスケット ファイルのリストを表示することもできます。

[参照] ボタンをクリックし、前に作成したゴミ箱ファイルを選択します。

必要に応じて乗数を変更します。この数により、バスケット内の各注文のサイズが増加します。

「ロード」ボタンをクリックして、選択したカートファイルを注文パネルで開きます。

資産の追加または削除、乗数や数量の変更などにより、転送前にバスケットの注文を調整できます。

総株式数とバスケット注文の推定金額を表示します。

[注文] タブの注文明細を使用して、バスケット内の個別の注文を送信できます。

「+」記号の付いたタブをクリックして、別のゴミ箱ファイルを作成します。タブ名によってゴミ箱ファイル名またはインデックスが自動的に決定されます。
注文バスケットがいっぱいになる前に、不完全なロットサイズの処理方法を指定する必要があるウィンドウが表示されます。 

次に、ファイルが「ソフトウェア インデックス アービトラージ」トランザクションであるかどうかを指定する必要があります。

取引バスケットが注文パネルにロードされます。

注文パネル

注文パネルには、現在の市場相場と各明細の注文基準を含む個別のティッカー明細が表示されるほか、注文数、株式数、すべての注文の合計推定値など、バスケットのリアルタイムの概要が表示されます。バスケット内の注文。

注文行の上で、注文数、株数、バスケットの推定金額を確認できます。

送信前に、資産の追加または削除、数量の変更、注文の効果の取り消しなどにより、バスケット注文を調整できます。
「注文」パネルの下端にあるボタンを使用して、すべての注文に大幅な変更を加えたり、特定の行の個々の注文のパラメータを変更したりできます。

カスタマイズ - 列を追加するか、列の順序を変更します。

挿入 - 新しい行を追加します。

削除 - 行を削除します。

クリア - 注文パネルをクリアします。

逆 - アクション「買い」または「売り」を反対に変更します。

注文価格の更新

転送する前に、バスケットが買値、買値、終値、または最後の取引価格と一致するように、注文価格を自動的に更新できます。他のバスケット属性を変更するには:

BasketTrader アプリケーションが別のウィンドウに表示されている場合は、[編集] メニューから [注文の更新...] を選択します。

BasketTrader がメイン取引ウィンドウのタブの場合は、更新するティッカーを選択し、それらを右クリックして [編集] をクリックします。

更新する注文を選択します。

注文タイプと有効期限を設定するか、「市場を指値に変換する」オプションの横にあるボックスをチェックします。

現在の市場情報フィールド (売値、買値、終値、または最終価格) を選択し、追加の数値またはパーセントオフセットを使用して注文価格として使用します。

パラメータが特定の注文に適用されない場合は、この場合の処理​​方法を指定します。無効な注文をスキップせずに続行するか、同様の注文をスキップする前に確認するか、単に操作をキャンセルします。

設定をデフォルトとして設定するには、次回これらの設定を使用するオプションを選択します。注: BasketTrader を取引ページとして使用している場合は、タブを切り離して「編集」メニューを使用して価格を更新する必要があります。

カートのフルフィルメント

フルフィルパネルでは、配送基準を設定して出荷数量を制御できます。

カートを送信する前に「数量」フィールドを使用して、カートの合計数量をパーセンテージまたは数量で調整します。「投稿」ボタンをクリックすると、カート全体がマーケットプレイスに送信されます。特定の色で表示される各注文のステータスが更新されるため、進捗状況を簡単に監視できます。注文行の「P」（配置）ボタンをクリックして、バスケットから個別の注文を送信することもできます。

各注文数量に適用するパーセンテージを設定します。たとえば、50% は、各注文の数量が半分に減ることを意味します。

または、数量を注文数で割って均等に分配する数量を設定します。

[投稿] ボタンをクリックすると、カート全体がマーケットプレイスに送信されます。特定の色で表示される各注文のステータスが更新されるため、進捗状況を簡単に監視できます。注文行の「P」（配置）ボタンをクリックして、バスケットから個別の注文を送信することもできます。

「すべてキャンセル」ボタンは、ページ上のすべての注文をキャンセルするリクエストを送信し、「注文」パネルをクリアします。

「キャンセルおよびリバース」ボタンは、すべての注文をキャンセルするリクエストを送信し、送信用のリバース注文を作成します。

注: 子注文が関連付けられている注文 (ブラケット注文など) は取り消すことができないため、リバース機能、キャンセル機能、およびリバース機能は無効になります。

バスケット注文を送信すると、そのバスケットの各コンポーネントが個別に実行されます。アカウントが証拠金要件を満たしていない場合、バスケット注文の一部のみが約定される可能性があります。
カートの完了した部分を新しいカート ファイルとして保存すると、逆の効果が得られます。「ファイル」メニューから、「実行済みパートを「ゴミ箱」の反対側に保存」を選択し、新しいファイルの名前を入力します。

注: BasketTrader を取引ページとして使用する場合、[ファイル] メニューを使用して実行部分を反対側のバスケットとして保存するには、タブを切り離す必要があります。

合計セクション

BasketTrader アプリケーションで実行された取引のリストは、画面下部の [合計] パネルに表示されます。このパネルには、合計数量や注文、株式、通貨で満たされたバスケットの割合などの他の指標も表示されます。また、「トランザクション」ウィンドウと「アカウント」ウィンドウから直接取得したデータを含むタブも含まれています。

「取引」タブには、BasketTrader を使用して実行された注文が表示されます。すべての注文執行は、メイン取引ウィンドウの「取引」ボタンを使用して表示することもできます。

「ポートフォリオ」タブには、「口座」ウィンドウと同じ情報、つまりポジション、平均価格、損益データが含まれています。

選択した基準に基づいた情報のインデックスまたは統計表示を使用して、インデックスに基づいて株式の標準バスケットを作成および管理できます。
「インデックス パネルを表示」ボタンまたは「インデックス パネル」見出しをクリックします。

これにより、インデックス基準を設定するための追加パネルが開きます。

まず、提供されたリストから目的のインデックスを選択します。

次に、価格、銘柄、出来高、時価総額、またはベータ係数に基づいてコンポーネントをフィルタリングして、バスケットの構成を調整します。

さまざまな基準を利用してインデックス バスケットを微調整します。バスケットの基礎として指数構成を使用することに決めた場合、システムはこの指数の変化に従って自動的にバスケットを維持します。

この取引バスケットの合計株式数または通貨金額を入力し、注文タイプと有効期限を選択します。相対 (RT) 次数を選択する場合は、オフセットが必要です。

「注文の作成」ボタンをクリックします。注文数、シェア、すべての注文の見積金額が「注文」パネルに表示されます。「インデックス・パネルを非表示」オプションを選択すると、「注文」パネルが拡大表示され、注文のバスケットが表示されます。

各証券の株数は公式の指数構成と同じになります。

[インデックス パネルを非表示] オプションを選択すると、注文パネルの展開ビューが表示され、そこに注文バスケットが表示されます。